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形見屋の事件簿

一方、無視された方の男は、ある程度予想はしていたとはいえ、こうも見事に無視されると本当に人違いなのかと一瞬不安になった。
「ブーレイさん……で間違いないですよね? 古代遺跡レックスで死んだ冒険者達の遺品回収を専門に行っている冒険者。パダの街を拠点にし、周りの者達からは“形見屋”の二つ名で呼ばれている腕利きの盗賊……」
念のため確認を取ろうとそう話しかけてみたものの、やはり返ってくるのはナイフの研磨音だけ。
事前に知人に教えてもらった“形見屋”の特徴的な容姿、すなわちこの見事なまでのスキンヘッドと、
『“形見屋”は基本的に警戒心が強いし、所見の相手からほいほい仕事を受けるような奴でもないから、話を聞いてもらうだけでも苦労すると思うぜ?』という忠告がなければ、人違いだと思いこんで帰っていたかもしれない。
(仕事を頼むどころか、話しかける段階でこれとは……先が思いやられますね。しかし、なんとしても仕事は引き受けてもらわないと……)
男はやれやれと溜め息をつきつつ、その知人が教えてくれた『“形見屋”に話を聞かせるための切り札』を懐から取り出し、テーブルに置くことにした。
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テーマ : 自作連載ファンタジー小説
ジャンル : 小説・文学

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三月兎

住人:三月兎
2人の子供の育児に追われつつ、なんとかゲームする時間を捻出する毎日。年金もらいつつ、朝から晩までゲーム三昧な老後をおくるのが夢。

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